-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-2

催事開催のご案内

第28回 TOKYOコレクションフェア2019

「コイン・切手・テレカ大即売会」

会場:有楽町 東京交通会館 12階 ダイヤモンドホール

2019年 9月13日(金) 12:00~18:00

      9月14日(土) 10:00~18:00

      9月15日(日) 10:00~16:00

主催:いずみ会

 


 

◆平成2年 【年号面】

Photo_20190818200301

 

  • 平成2年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

 

アルファベット表記のCg型の特徴は神吉先生の発表された通常貨の分類表と同じです。「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の小分類が見られることが最大の特徴です。鈴木先生の著書では「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

 

稀少度は標準的であり19枚に見られ、平成2年はこの特徴のものしか見たことがありません。

 

【平等院鳳凰堂面】全体図

Gbca

 

着眼点

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

Green

(つづく)

 

第489回 茨城貨幣研究会例会

少し太陽は遠くなりましたが、1時間以上かけて茨城貨幣研究会例会に参加してきました。スイカ(食べ物)の出し物ありがとうございます。自宅でも「小玉スイカ」という品種名を作ったことがありますが、今年は苗が売れきれていました。

今日の収穫は中国北京公博古銭幣(GBCA社) GBCAという中国の鑑定会社の見本をメンバーより無料でいただきました。ありがとうございます。不発行10円洋銀貨が購入できるように頑張ります。尚、通常貨とプルーフの未見品を見つけることに楽しみが残ります。例えば、昭和56年Bd型、昭和59年Cb型の未使用、プルーフの未見品を見つけることです。

CCFにも出展されていた中国の第三者鑑定機関であるGBCAのスラブ入り、平成10年銘 5円黄銅貨。PCGSやNGC、ACCAなどとは異なり、評価が数字で出されていないため良く状態表記が分かりません。

Img_4609

Img_4607

评级编号:
1710001062
名称:
日本五円
分数:
样 品 :ネットで調べると(サンプル、見本)という意味です。
年份:
1998
尺寸:
22.0*1.5mm,3.8g

-平成2年 Cg型、平成3年 Cg型、平成4年 Cg型、平成5年 Cg型、平成6年 前期 Cg型、平成6年 後期 Ch型の手変わり分類について-1

今日の水戸市の最高気温35.7度でしたが、昨日の晩は寒くなり毛布を掛けました。夏もすぐに終わってしまいます。コオロギの鳴き声が聞こえるようになりました。職場では冷房がかかっており体調を崩してしまいました。頂いたアイスクリームはものすごくおいしかった。水は欠かせません。どうもありがとうございます。

アブラゼミの幼虫の抜け殻、地面の穴は良く見ます。

 


 

1 はじめに

10円青銅貨プルーフの手変わりは、コレクターが少ないことに加え、青銅貨そのものの地金の安さと発行枚数の多さにより、近代銀貨に比べるとまだ発展途上といえます。最近、組合催事での店頭販売をはじめ、オークションでも時々「手変わり」表示されて出品されています。その表示方法が統一されておらず、ほとんどといっていいくらい出品されている写真と商品説明を照らし合わせながら読まないとわからないというのが現状です。

 

存在率が問題とされるため、出品者が近代銀貨のように、なんでも「手変わり」表示して多少割高にしてプレミアムを付けたがることは納得ができますが改める必要があります。商品の説明がない場合は実物の様子が想像だけになるため、東京の会場まで下見に出かけなければ判断できないものもありました。下見ができない場合は電話をして問い合わせるしか方法がありません。そこまでしても購入したい人は少ないと思われるのでここにご紹介します。

 

組合催事では通常貨でしたが、現品を見て昭和56年前期と後期の違いが分かりました。どちらもごく普通にみられるものです。通常貨の手変わりも収集家仲間できちんと決める必要があると思われます。現在は、手変わりの統一した特徴番号や特徴分類がないために出品者が自由に決めているのが実情です。例えば、稀少価値が低いために存在数が極めて多いものが混じっている場合は入札すらできません。

 

私が『収集』誌に発表することでよく読まれているコイン商や大勢のコレクターに認められ統一した分類がされること、更に分類研究が進み、新たな発見が今後見つかり発表されることを期待します。コイン収集のさらなる促進と貨幣の収集の発展に寄与できれば幸いです。過去にも貨幣業界には似たようなことがありました。『収集』誌1978年、2月号、34頁によると、正徳小判と享保小判で、田宮健三先生著『日本貨幣図史』第6巻に発表しました。この発見は、一躍古銭界でクローズアップされ、定着しました。

 

 これらの統一されていない手変わりを入手する際は十分と注意をしていただきたいと思う次第です。実際、最近のネットオークションに平成6年銘プルーフの前期 Cg型および後期 Ch型の2組を1セットで出品されていて高額なプレミアムが付けられ説明も大げさなものを見かけた。その他の年号にも同様な現象が見られた。これらに応札者が何人もいる状況を見ると悲しい気持ちになります。尚、どの手変わりを「前期」と呼び、何を基準に「後期」と決めるのか、その間にも筆者の発見した新手変わりの「中期」がありますが出品者がわざと無視をしているのか放置されたままの状態である。さらに、正確な稀少価値はどのくらいなのかなどについても知られていないため商品説明を読み無知な一般貨幣コレクターは、稀少価値の高いものだと誤信して落札してしまうようである。わずかな額には違いありませんが購入すると損をするために、手変わり品に対する正しい知識を持ち、1枚ずつ手に取って自分の眼で選び購入することをお勧めします。ネットオークションでは拡大した画像を追加してほしいと出品者に質問してもいいと思う。業者や一般貨幣コレクターには特徴分類や特徴記号がきちんと決められていないために、このまま放置しておくと、将来混乱を招く恐れのあるため、ここで述べさせていただきたいと思う。

 

今回は、平成2年 Cg型から平成6年 後期 Ch型までのプルーフに見られる変化について紹介します。

10円青銅貨プルーフの手変わりは、これまであまり注目されてきませんでしたが、私個人だけで集めた枚数ではサンプル数があまりにも少ないといえるため、日本近代銀貨研究会のような組織のないため近代銀貨のように明確な存在率は計算できないことをお断りしておきます。基本的な変化のほかにも様々な面白い変化や組み合わせ手変わりが見つかる可能性の高い収集分野といえます。まだ、プレミアムを付けて店頭販売されていない分野なので近代銀貨などと違いマイナーですがお小遣いの少ない収集家やまだ自分のコレクションが稀少手変わり品なのか確認するうえでも有意義だと考えます。趣味としては楽しめますが資産としてはプレミアム付きの青銅貨にもかかわらず10円の強制通用力しかないため期待はできません。最近はプルーフの製造枚数自体が少なくなり市場価格も上昇しているように思われますが、おそらく『日本貨幣カタログ』では300円と表記されると思う。やはり『日本貨幣カタログ』に発表され既に分類されるようになると業者による認知度や人気度も高くなるため、一般市場で拾うことはまず不可能になる。そのため今のうちに収集難易度の高い稀少手変わり品、未見品を入手することをお勧めしたい。見事に未見品を発見できた暁には入手困難になるため資金を確保し、東京の催事に出展される大手コイン商やオークションなどでの入手を試みていただきたい。

 

お手元のコレクションで、これらの変化をご確認ください。最近、10円青銅貨プルーフの人気が高まっていることを肌で感じてきています。非常にうれしいことです。なぜ、通常貨にない組み合わせ手変わりがプルーフにも見られるのかについてもわかりませんので情報をお持ちの方がおりましたら是非筆者のほうへご報告をお願いします。

 

◎現行10円青銅貨プルーフ貨幣の各部の名称

基本的な分類に関する考え方や語句の使用法については、神吉廣純先生が『収集』20069月号、19頁に発表された「10円青銅貨の手変わり分類表」および鈴木和三郎先生が執筆された『日本の現行貨幣-収集の手引き-』内外貨幣研究会、2011年、10月やホームページ「近現代・日本のお金」chigasakiws.web.fc2.com/index.html

にできる限り準拠するように努めた。

(つづく)

 

-昭和63年 Cf型、平成元年 前期 Cf型、平成元年 後期 Cg型の手変わり分類について-3

Yahooショッピングより中国製のコインアルバムを購入した。

120ポケット10ページコイン収納アルバムペニー収集ホルダーウォレットブック  

コイン径27.5mm以下に適しています。材質:PVC サイズチャート:アルバム(LxWxH):約11x15x0.8cm /

思ったより小さいです。中国製のコインアルバムを4種類ほど購入しましたが、その中でも最も小さく到着した時にやはりだまされたかと思いました。自宅で枚数と頁をよく数えると、キチンと120枚コインが入るホルダーでした。

貨幣とビニール袋との相性が悪く、10年もするとビニールが劣化して昭和50年頃の貨幣セットのように変色してくることも十分に考えられます。そのためコインホルダーに閉じて、セロファンが劣化するか破れてきたら新しいコインホルダーにホチキスで閉じることをお奨めします。コインホルダーのアルバムよりは安値で時間がかかりませんが、このビニールで閉じる方法は後で貨幣が変色しても保証ができません。

第二次発行分の東京オリンピック記念100円バイカラークラッド貨幣は合計213枚になりました。

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Img_4582


 

  • 平成元年 前期 Cf型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」

 

【年号面】 Cf型、Cg型とも同じ。

Photo_20190816193001

Cf型とは「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」の特徴を持つ。当然ながら平成元年プルーフにもCf型が存在することを確認しました。さらに、従来の大分類としては鈴木和三郎先生が研究された書籍には「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」と分類されています。

 

【平等院鳳凰堂面】

Photo_20190816193002

 

下図の①印で示した場所がCf型の特徴であり、「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」である。

Photo_20190816193101

 

 

  • 平成元年 後期 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」  【新発見】

【平等院鳳凰堂面】

Photo_20190816193801

Cg型とは「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の特徴を持つ。部分の拡大した個所で見分けるため22倍のピークルーペを使っています。同時に、鈴木和三郎先生が著書『日本の現行貨幣-収集の手引き-』 内外貨幣研究会、平成23年10月発行で示された「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」でもある。一方、神吉廣純先生は通常貨での分類ながら『日本貨幣カタログ1994 特集』と『収集』誌2006年9月号ですでにアルファベット表記を発表されています。

偶然にも平成元年プルーフのCg型を見つけることができた。ヤフオクで多数の同じ年号の手変わり貨幣(プルーフ)を入手できたことが幸運です。この発見には驚き、すでに10円のプルーフの手変わりは調べつくされたはずであると思っていたものがこのように簡単に【新発見】の手変わりが見つかるものなのかと感心しました。神吉先生の分類表が手元にあるはずなのに、なぜ鈴木先生がこの部分を省略したのかわかりません。大事な箇所(着眼点)になります。発見できなかったことは考えられないので独自の手変わり分類表とするため敢えて見逃したのかもしれません。

 

下図の②はCg型の特徴である「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」。

Photo_20190816193901

 

同様の箇所のCg型「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」の特徴図です。Cf型「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」の特徴と比べると、違いがよくわかります。

Photo_20190816193902

 

 

〇まとめ

 

年号銘

特徴記号

小分類

大分類

稀少度

昭和63年

Cf

「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り、棒線 」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的

16枚 非常に多い

平成元年

 前期

Cf

「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り、棒線 」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

標準的  15枚

非常に多い

平成元年

 後期

Cg

「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」

やや少ない 6枚

 【新発見】

 ※昭和63年 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」未見品ですが時期的に考えてみて存在可能性は否定できないが、もし発見されれば稀少品であることは間違いない。特に、未見項目に該当するコインを発見された方は、ぜひ報告願いたい。

次回は、平成2年Cg型の特徴について説明します。写真と解説を交えながらになります。

 

(つづく)

 

 

 

-昭和63年 Cf型、平成元年 前期 Cf型、平成元年 後期 Cg型の手変わり分類について-2

全国各地で40度越えが5か所もあり、将棋駒の駒師 二代目大竹竹風師の住んでおられる新潟県三条市でも最高気温40度を記録した。なお、大竹竹風師の将棋駒はプロの公式戦およびタイトル戦でも盛んに使われる将棋駒である。ちなみに筆者も一組所有しています。

夏も終わりかと感じてくる時期である。台風10号も日本列島を縦断する。Twitterや掲示板でも令和元年銘の500円ニッケル黄銅貨が市中で見つかったことが報告されています。さらにヤフオクでも高いプレミアムが付けられて出品されています。マスコミの報道では早ければ令和元年銘の500円と100円を製造し始めた7月中には出回るだろうと予想していたので、2週間ばかり遅い。


-昭和63年 Cf型、平成元年 前期 Cf型、平成元年 後期 Cg型の手変わり分類について-2

  • 昭和63年 Cf型 この特徴分類しか見たことがなく、非常に多い 標準的

 

現時点では、この年号では神吉先生の分類表にあるように分類記号 Cf型しか存在しない。Cf型というアルファベットの分類記号から前年の昭和62年 前期 Cf型と同じ特徴をしている。Cf型とは小分類である「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」と同じ特徴を持つ。従来の鈴木和三郎先生による分け方は「左宝珠切れ目:有り」「階段切れ目:無し」「左石積切れ目:有り」の大分類をしていた。この特徴は「昭和62年 前期 Cf型」、「昭和63年 Cf型」、「平成元年 前期 Cf型」と3カ年にわたって続くので覚えてほしい。

【年号面】

Photo_20190815202201

 

【平等院鳳凰堂】

全体図

Photo_20190815202601

①矢印の指しているCf型とは「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」の特徴を持つ。

Photo_20190815202701

 

  • 昭和63年 Cg型 未見(存在の可能性大) 発見された方はご報告をください。お願い致します。

 

筆者の所有品とわずか数回の催事に参加して業者の店頭販売のもの、東京のコイン商の店頭販売のものだけを見ただけでは10円プルーフに対する最新分類情報や本格的な研究・参考情報にはならず、まだ対象となる枚数(サンプル数)が極端に少なすぎるため見つかる可能性は十分にあると推測されます。刻印が共通で使用された年号でもあると推測している。事前に頭に入れておいていただけるとより理解度が高まると考える。

特徴分類や手変わり分類を記号化(特徴分類記号、分類番号または分類記号)するようにした。

 

(つづく)

-昭和63年 Cf型、平成元年 前期 Cf型、平成元年 後期 Cg型の手変わり分類について-1

今朝、出勤途中で雨に降られる。

独立行政法人 造幣局より東京オリンピック記念貨幣の補欠当選の知らせが届く。「陸上競技」「バドミントン」「水泳」である。コンプリートセット(仮称)が必ず発行されることがわかっているために悩んでいます。

 


 

-昭和63年 Cf型、平成元年 前期 Cf型、平成元年 後期 Cg型の手変わり分類について-

1 はじめに

前回は、通常貨である昭和61年後期Cf型(稀少)は昭和62年プルーフ 前期 Cf型と類似の図案であり、後期 Cg型とは明らかに違った図案であることを説明した。

私の発表した10円青銅貨プルーフの手変わり分類表の前半部分、とくにこの特徴を表すアルファベットである特徴記号に関しては、基本的に神吉先生の手変わりの分類方法、分類表、特徴記号に従っている。あくまでも私が手変わり別のコレクションをした方法を紹介する。当然、コレクター自身で好きな集め方をしても一向にかまわないが一応の参考となる分類方法となればうれしい。

後半は、鈴木先生の大分類された分類方法に従っている。どちらも二人の先行研究がなければ【新発見】の貨幣を探すことはできなかった。それまではだれにも見向きもしなかった分野だといえる。この10円青銅貨プルーフの手変わり収集は、極端に高価な趣味ではないが「人気度」が低いためプレミアムは付かないと思える。ところが、10円青銅貨の手変わり分類は最近ネットオークションをはじめ東京の組合催事(第14回東京コインショー)でも手変わり表示されプレミアムを付けて店頭販売されているところを見たことがあります。『日本貨幣カタログ』や『収集』誌などで発表されていないのが主な原因であり、業界内で統一されていないために実際に見てみないと貨幣の図案がわからないことが見られるため混乱状態を招いている場合がある。最新の情報を開示することでこれまでオークションの出品者や業者によってまちまちだった手変わり分類が統一されるようになるとなおうれしい。そして新しい手変わりが見つかったときは是非私宛まで報告してもらいたい。

(つづく)

 

通常貨の稀少手変わりである昭和61年後期 Cf型と昭和62年プルーフとの関係について9

今日も日中はクーラーをかけていないと健康を害する恐れのある季節でした。クーラーを付けた部屋を開けたままにしておくと電気が無駄です。クーラーは必要なものです。

2階は脂汗が出るほどで暑くていられません。

夜になってもまだ涼しくなりません。


  • 昭和62年プルーフ 後期 Cg型 「鬼瓦とその上にある鳥衾:連結【新発見】2枚 やや少ない

③の画像はCg型の特徴を持ちます。プルーフにも通常貨と同様、Cg型が見られます。『日本貨幣カタログ』や鈴木先生の『日本の現行貨幣-収集の手引き-』にも掲載されている分類方法は大分類をしており、「階段切れ目:無し」は「階段の縦線上部が融合」であり、「左破風:階段型」は「屋根に切れ目なし」と同じ特徴を持つ。

現在、造幣局の一般的な認識として「年号面」側を裏、その反対側を表としています。

下図は全体図 拡大しないと判別できません。それが楽しみでもあります。高倍率の拡大鏡と手変わり分類表は必須です。貨幣商の店頭販売で昭和62年プルーフCg型を見つけた時には、『日本貨幣カタログ』の評価の300円であれば催事の会場で購入するかためらうかを迷うようになれば大したものです。今後、10円青銅貨のプルーフの手変わりの人気が出て「手変わり」表示がされるようになると、入手が容易くできなくなるため今のうちに集めておくのもいいと思います。このような少ないものに出会ったときは見逃さずに必ず購入するのが貨幣収集の醍醐味の一つです。皆さんも昭和62年プルーフを見つけたらCg型の収集に是非挑戦してみてください。

Photo_20190813192901

③は「鬼瓦(おにかわら)とその上にある鳥(とり)衾(ふすま):連結」

Photo_20190813193001

拡大図

Cg_20190813193101

 

〇まとめ

・昭和62年プルーフと昭和61年後期の関係

・10円青銅貨のプルーフの各部の特徴詳細など

 

年銘

特徴記号

特徴詳細

昭和61年後期Cf型・

 

<通常貨>

Cf型

小分類鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」

大分類「階段切れ目:無し」=「階段の縦線上部が融合」

「左破風:階段型」=「屋根に切れ目なし」

試験打ちと推定

 

稀少

 

 

 

 

 

 

 

昭和62年前期・

 

<プルーフ>

Cf型

小分類鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線」

大分類「階段切れ目:無し」=「階段の縦線上部が融合」

「左破風:階段型」=「屋根に切れ目なし」

11枚 多い

昭和62年後期・

 

<プルーフ>

Cg型

小分類鬼瓦とその上にある鳥衾:連結」

大分類「階段切れ目:無し」=「階段の縦線上部が融合」


「左破風:階段型」=「屋根に切れ目なし」

2枚 やや少ない

 

【新発見】

その後、筆者が偶然見つけた手変わりには【新発見】と明示して赤字で記載した。

従来までの大分類である『日本貨幣カタログ2011』以降に掲載されている「階段の縦線上部が融合」と「階段切れ目無し」とは言葉は違いますが、似た意味でもあり全く同じ場所や特徴箇所を指している。同様に、「左破風:階段型」と「屋根に切れ目無し」は同じ意味です。

 2月ごろであろうか、平成31年銘の通常プルーフはおそらく抽選になるというニュースが報道された。『日本貨幣カタログ』にもプルーフの手変わり分類表は掲載されておらず、『収集』誌にもまだ掲載されたことはない。鈴木和三郎先生の著書にも平成16年までの手変わりしか掲載されていない。その後、私が見つけた手変わりもあるので新しいプルーフの分類表は有意義だと思われます。

まずプルーフに使う極印である昭和61年後期 Cf型 で試験打ちしたものを特別に昭和62年前期 Cf型のプルーフに使ったものといえる。やがて昭和62年銘のプルーフは製造数が非常に多いために極印が摩耗して、後期 Cg型になったと考えられる。発行当時はこのように解釈すれば問題はなかったといえよう。しかし、バブルが崩壊した後にも、図案の異なる手変わりが大分類にも認められるということは大いに疑問である。このなぜ通常貨と同様、手変わりができるのかについては未解決で原因不明である。貨幣収集家の一人としては推測しかできない。造幣局の極秘として決して外部には漏らせないものといえよう。とりあえず次回以降でその後に見られる手変わり品について拡大画像と文章を交えて紹介することにする。鈴木先生の著書がなければプルーフにも手変わりが存在することまではわからなかったために論文を書くことはできなかった。

 令和元年10円プルーフはまだ入手出来ていませんのでわかりませんが、近年までの2回打ちではなく2回以上ということから期待はできる。しかし、おそらくCm型で変化はないだろうと思われる。価格は300円の評価であることが予想され数年待てばこの値段に近い価格で入手できると思える。今、すぐに欲しいとなると出費が大きくなるので控えたほうがいい。平成31年プルーフの場合には平成最後の年号ということで高値が付き、抽選にもなった。趣味なので末永く時間を待って値下がりするのを待ちながら、かつ楽しみながら入手するタイミングを待つというのもいいように思う。これはすべての収集分野にも同様のことが当てはまる。所詮趣味なのだから仮に稀少価値の高い10円プルーフを持っていても仲間に自慢話はできるが、収入にはならないのが大変不満です。

 プルーフは本文にも同じことを述べたが、特殊な極印を用いて、極印(模様をつける金型)の表面を光沢が出るよう研磨し、模様部分に梨地加工(表面を荒らす加工)を施している。2回以上の圧印(プレス):プルーフ貨幣は、磨き上げた光沢のある円形(えんぎょう)に、2回以上連続して圧印することにより、流通貨幣より貨幣の模様がさらに鮮明となっています。丁寧に磨き上げた光沢のある円形に2回以上も連続して圧印をして刻印をすることから流通貨幣より貨幣の模様がさらに鮮明となっている。製造工程からいえば、明らかに造幣局では異なった図案の貨幣を製造していることがいえることがわかる。そのために手変わりが存在することがわかる。なぜ、手変わりが生じるのか、収集家だけの分類方法なのか、なぜ、造幣局では手変わり分類を認めないのか、すべてが同じ図案としか答えてくれないのが独立行政法人・造幣局の公式見解なので詳しい理由はわからない。

 但し、日本銀行調査局編『図録日本の貨幣・9巻』で鳳凰形状の差異について正式な理由を説明されている場合は例外である。そのため、通常貨における昭和27年には前期の雌型鳳凰と後期の雄型鳳凰の2種類の手変わりが存在する。今は、コインブームは去り愛読者が極端に減ったために類書が頻繁に発行されることは期待ができないということははなはだ残念である。

 10円青銅貨の手変わりに関して、単にホームページに公開して情報を発信するだけではなく、文献資料という形にすることで後世に残すことができる重要な役目を持つだろう。このようにいつかはきれいな文章を書き投稿したい。この資料が後の収集家にとって役に立つことを願ってやまない。

 銅貨の写真撮影は昼間に行わなければ良い色を出すことが難しいため、予定より発表が大幅に延びてしまった。写真の大きさや調節にも時間を要してしまった。これらのことには反省している。新発見の手変わりを見つけられた方はぜひとも私宛に報告してほしい。最後に株式会社 銀座コイン代表取締役 竹内祐司氏には感謝をしきれない。茨城貨幣研究会の各メンバー、薄木豊明氏には貴重な助言をいただいた。改めて深く深謝したい。

 

<参考文献>

日本銀行調査局『図録日本の貨幣・9巻』、東洋経済新報社、1975年。

郡司勇夫編『日本貨幣図鑑』、東洋経済新報社、1981年。

大蔵省造幣局『大蔵省造幣局百年史』、1976年。

大蔵省造幣局125年史編集委員会 編『大蔵省造幣局125年史』、1997年3月。

松尾良彦監修『近代通貨ハンドブック・日本のお金』、大蔵省印刷局発行、1994年。

石原幸一郎『日本紙幣収集事典』原点社、2005年5月。

鈴木和三郎『日本の現行貨幣-収集の手引き-』内外貨幣研究会、2011年、3月。

鈴木和三郎「近現代・日本のお金」http://chigasakiws.web.fc2.com/

毎日新聞社編『お金の雑学事典』毎日新聞社、1979年、昭和54年。

青山礼志 『新訂 貨幣手帳・日本コインの歴史と収集ガイド』 ボナンザ、1982年。

石原幸一郎『日本貨幣収集事典』原点社、2003年5月1日。

瀧澤武雄・西脇康編『日本史小百科 貨幣』東京堂出版、1999年。

鈴木公雄編『貨幣の地域史 中世から近世へ』岩波書店、2007年。

財務省広報誌「ファイナンス」2018年、7月号、9頁。

「日本貨幣カタログ1994」日本貨幣商協同組合、1993年、11月、285頁。

「日本貨幣カタログ2019」日本貨幣商協同組合、201811月。

亀谷雅嗣「日本の近代銀貨手変わり収集入門編(1) 旭日竜50銭銀貨」書信館出版株式会社、2009年7月。

亀谷雅嗣「日本の近代銀貨-50銭銀貨の部-」書信館出版株式会社、2008年。

亀谷雅嗣「日本の近代銀貨-一円銀貨の部- 初版」書信館出版株式会社、2003年、8月8日。

亀谷雅嗣「日本の近代銀貨-一円銀貨の部- 改訂第2版」書信館出版株式会社、2018年11月9日。

竹内俊夫『お宝貨幣なんでも図鑑』講談社、2013年1126日。

植村 峻『紙幣肖像の近現代史』吉川弘文館、2015年、42頁。

東野治之『貨幣の日本史』、朝日選書、1997年。

神吉廣純「現行コイン選り銭の妙味」『収集』書信館出版株式会社、2006年、9月号。

喀龍「10円青銅貨昭和61年銘後期の関する追加考察」『収集』書信館出版株式会社、2012年、7月号、10―14頁。

「東京新聞」電子版 2011年1020日。

「日本の貨幣-収集の手引き- 初版」日本貨幣商協同組合、1998年。

「日本の貨幣-収集の手引き- 改訂版」日本貨幣商協同組合、2010年。

 (つづく)

通常貨の稀少手変わりである昭和61年後期 Cf型と昭和62年プルーフとの関係について8

昨日の日曜日から過ごしやすい温度になり、昼間ずっと熟睡していました。

カマキリの子供も見ることができて、大きくなりました。脱皮の殻があり、アブラゼミの幼虫の抜け殻も見られます。今が一年で最も楽な時期ですが暑さとの戦いはきついです。


さて、しばらく休んでいた10円青銅貨のプルーフの手変わりについて追加します。

◆昭和62年プルーフの裏面、年号面(共通図) Cf型およびCg型共通

Photo_20190812195801

 

  • 昭和62年 前期 Cf型 「鬼瓦(おにかわら)とその上にある鳥(とり)衾(ふすま):有り 棒線」 11枚 多い

下図の③の場所を指しており、棒線上になっているのが特徴です。高倍率の拡大鏡で区別する必要があります。

『日本貨幣カタログ』や鈴木先生の『日本の現行貨幣-収集の手引き- 』にも掲載されている分類方法は大分類をしており、「階段切れ目:無し」は「階段の縦線上部が融合」のことであり、「左破風:階段型」は「屋根に切れ目なし」と同じ特徴を持つ。

着眼点をもう一度示す。前回と同じ画像です。

Photo_20190812200001

①「左(ひだり)宝珠(ほうじゅ)切れ目:有」。

②「階段切れ目:無」。

「鬼瓦(おにかわら)とその上にある鳥(とり)衾(ふすま):有り 棒線」Cf型もしくは「鬼瓦とその上にある鳥(とり)衾(ふすま):連結」Cg型

④「左(ひだり)石積(いしつみ)切れ目:有」。

⑤「鳳凰形状」一種類に統一。

⑥「左破風:階段型」

 

③で前期Cf型と後期Cg型を区別してください。かなり拡大しないと判別に苦しみます。筆者は22倍ピークルーペで判別します。そのため初級者には判別が難しいため割愛してもいいだろう。上級者には是非挑戦していただきたい。近代銀貨や近代金貨などとは異なりコスト的負担は少ないため、完集は十分可能である。手変わり収集の初級~中級者にも十分に楽しんでいただける収集分野といえよう。

一般市場での実勢価格でもまだ稀少価値や認知度が普及・反映されておらず、『日本貨幣カタログ』にも分類されていないため業者の認知度も低く販売価格に反映されていないなど価格も普通品で購入できます。

 

②印は矢印部分の拡大図 Cf型の「鬼瓦とその上にある鳥衾:有り 棒線

Photo_20190812210801

②の部分の拡大図。

Cf

(つづく)

 

造幣局より令和元年銘のミントセット、プルーフ貨幣セットの案内が届く

独立行政法人 造幣局より、令和元年銘のミントセット、令和元年銘通常プルーフ(年銘版有り)および(年銘版無し)の案内が届く。昨日、筆者は造幣局オンラインショップより抽選販売にすでに記載されていた令和元年銘通常プルーフ(年銘版有り)と(年銘版無し)の二つを申し込みました。年銘版無しが当選することを祈る。わずか5000セットのみなので是非とも欲しい。販売予定数量より、海外販売用として50セットを限度に控除。

なお、造幣局オンラインショップでは令和元年銘ミントセット、令和元年銘通常プルーフの販売が始まった初日の六日から抽選販売になっていましたので初日のネットでの注文が非常に多かったことが考えられます。令和元年銘ミントセットは申し込みませんでした。欲しいのは10円青銅貨のみでそのほかのミントセットだけしか製造しない貨幣が欲しいわけではないためです。流通用に製造されなかった例えば1円、5円、50円があるとしても欲しくはありません。

令和元年銘のミントセット、プルーフセットは今月30日まで申し込めます。

 

また、「第73回泰星誌上ネット・オークション」の落札結果表も送付してもらう。欲しいものが全くなかったので入札しませんでした。

非常に暑いです。猛暑日で水戸市は最高気温35.7度ありました。アブラゼミ、ミンミンゼミの鳴き声がするようになり、除草ができなくなり暑い時は部屋で休んでいるようにしています。日中に外に出るのは危険です。

2019CCF オークションの落札結果の到着

おとといの夜、CCFのWebページでオークションの結果をネットで拝見しており落札結果はわかっていましたが本日、ゆうメールで届きました。CCFのオークションはネットでの入札ができないばかりか、事前入札は8月1日(木)まで郵便入札とFAX入札だけしかできないため比較的安価で落札できました。筆者は参加しませんでしたので当然のことですが落札品はありません。10円青銅貨のギザ十が底値で不落であれば購入も考えます。会場内での会場落札は出費があまり痛くなく入札者にとっては親切になっています。これが一番良い点です。他のオークションではネットでの入札が当日でも可能です。このことが当たり前の時代になっています。

第7回ミントミントオークションの誌上入札のオークションカタログが9月中旬ごろ届くそうです。記憶が違っていなければ正しいです。

今のところはまず通常貨の昭和56年Bd型(未見)報告は有りの未使用、昭和59年Cb型の未使用を入手したい。その他の収集難易度の高い手変わり品やまだ知られていないプルーフ(未見)の出品を待ちたい。そして自分のものにして満足したい。これがコレクションというもので最も楽しい時です。オークションしか入手する機会はないのではないかと思っています。知識はあっても一般市場にはまず見つからないと思ってください。長期で見つけ出す覚悟も必要で「うまく見つかればいい」という気持ちで催事に臨んだほうがいいと思います。

CCFオークションなどで珍手変わりが出品されたときは会場で応札して大きな番号用紙(パドル)を上げ続けたい。

Twitterにも同じことが記載されていましたが、低額品販売コーナーではマナーの良くない人も大勢見られたために横から手を入れることは仕方がないことだと思う。初めて筆者がCCFに参加した2015年はどさくさに紛れて200円の割引券を盗まれてしまったため、今年はより注意して盗難にあわないように慎重に動いていました。そういう意味でも良い免疫が付きました。

今年は、おとなしかったためもう少しがめつくすればよかったかなと思っています。早い者勝ちなのでこうした方式は、あらゆる商品を買うときにも当てはまります。なお、貨幣研究会例会の盆回しのほうが相場は安いですが、出品物はCCFの低額品販売コーナーのほうが比較にならないくらい多いです。出品物は出品料を徴収するため少し高値でも仕方がありません。

この中から稀少な手変わり品だけを選別するのは15倍の拡大鏡を持っていてもスペースがないため厳しいです。1枚は存在数の非常に多い昭和53年 Bb型 左隅楼:細い2本線の10円青銅貨を購入してしまいました。

この貨幣は存在数が流通貨では少なく、昭和54年 Bb型 左隅楼:細い2本線の10円青銅貨10円青銅貨で筆者の所有品より状態のきれいなものなので購入しました。以前筆者の所有する状態の悪いものと入れ替えました。この時も楽しみを味わえる時間です。

低額品販売コーナーでは昭和42年 未使用 も400円で購入しましたが銅の光沢が少し残っていることと摩耗がない点です。この貨幣も選んでよかったものです。

最も、一番いいのはCCF会場の品川プリンスホテルメインタワー34階に早く到着して入り口前で並んで待つのが良いです。

今日も非常に暑く、エアコン、扇風機、アイスクリーム、天然水が大活躍しました。

10円青銅貨プルーフの手変わり はお休みします。忘れてはいません。忙しく手に負えません。おやすみなさい。夜、エアコンを2時間くらいかけて温度を下げてから寝るようにしています。

東京オリンピック記念貨幣の千円銀貨の入金は済ませましたので到着を待っています。独立行政法人 造幣局のWebページによると、コンプリートセット(仮称)があるために出費はかなり大きくなるので悩んでいます。業者に買い取ってもらうとき店頭での売値の半値以下になってしまう普通の貨幣のほうがいいのでないか、例えば、不発行10円洋銀貨にするかなどです。基本的には、2020東京オリンピック記念貨幣の完集を目指しています。

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